THE BEACH 2025中止の腹いせに「ACiD – SARA LANDRY」に行ってきました

2025年5月31日(土)に千葉県の幕張海浜公園でダンスミュージック特化型大型フェス「THE BEACH 2025」が開催されることとなりました。
サラ・ランドリー、石野卓球、THE CHEMICAL BROTHERSといった錚々たる面子が出演するこのイベントの開催を知った私は、5月31日になんとか仕事を休んで関東に行けるように、4月からは仕事の月の残業時間150時間超え、GWを含めて月の休みは2日だけ、同僚の1人はメンタルをやられて長期休職を強いられるようなブラックな苦難を何とか生き抜きました。
そして開催日前日の5月30日(金)19時30分、衝撃の通知を受け取りました。

「荒天のため、THE BEACH 2025は開催中止」

にわかには信じられませんでした。このイベントに行くことだけを支えにブラック仕事を耐えてきたのです。
茫然自失となりながら、「スリルを求めるためにスーパーで万引きを繰り返す有閑マダムに3度の災いあれ!」と呪詛を吐きました。

昨年8月も「SONICMANIA」には、台風接近により行けず涙を飲みました。そして今年もこんなことに……。
安全を優先した主催者の中止判断は支持しますが、天気に対しては怒りが抑えられません。
このまま何もしない5月31日を迎えると、本当に心が壊れてしまう気がした私は、同日の夜に東京渋谷のクラブWOMBでサラ・ランドリーを迎えて開催される「ACiD: A Concept in Dance – SARA LANDRY」に行くことにしました。
以下にその日記を記します。


2025年5月31日(土)23時頃、WOMBに入りました。当日のタイムテーブルは↓の写真のとおり。


MONOCHROME


最初は女性2人のDJデュオ、MONOCHROME。トランシーなメロディック・テクノでじわじわを盛り上げていくスタイルがとても良かったです。


DANA NADA & DANDAN


続いては、男女2人のDJデュオ、DANA NADA & DANDAN。ダビーなハードテクノを中心としたセットでした。


サラ・ランドリー


最後に「ハードテクノ界の女王」の異名を持つ、サラ・ランドリー(Sara Landry)が登場したその瞬間、いきなり跳ね上がるBPMによって、フロアの雰囲気が一変しました。
耳をつんざくシンセリフ、歪んだキック、そしてサラ・ランドリーの客を煽りまくるパフォーマンスから溢れる、その圧倒的なカリスマ性。
フロアは午前3時~5時までの2時間、まさに「女王」による狂乱怒涛の統治下におかれました。



終わった後、DJブースでマイクを持った彼女は、日本語で「アリガトウゴザイマス」と言い、その後に英語で「ビッグイベントの中止は残念だったけど、今夜はみんなのおかげで特別なものになったよ。帰り道は気を付けてね」と言ってくれました。
この女王の専制君主制の国に住みたい、と強く思いました。

以前、ULTRA JAPAN 2024に行ってきたブログ記事にも書きましたが、こういったイベントがたくさん行われる東京に住んでいる方が、本当に羨ましくてたまりません。

でも今回は、ちょっと嫌なことがありました。
サラ・ランドリーのDJプレイが盛り上がっている終盤の最中、関係者らしき大柄の外国人男性がステージ上の袖ではしゃいでいたのですが、いきなり私に向かって落下してきてなぎ倒されたのです。隣のお嬢さんも悲鳴をあげていましたよ。
その後、その男性はフロア前列に無理矢理割り込もうとして、他の客にも迷惑をかけていました。
どこにでもそういう輩っているんですね。そういう輩はみんな、肥溜めに落ちればいいのに。


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