Smile High Anyway (ノーマン・クック a.k.a. Fatboy Slimについて)

これまで好きなミュージシャンやバンドとして、HardfloorThe Stone Roses をご紹介してきましたが、他にも好きなものはたくさんあります。今回はFatboy Slim(ファットボーイ・スリム)こと、ノーマン・クックについて記します。

Fatboy Slimは有名ですから、詳しい説明は割愛します。もしご存じないという方はWikipediaをご覧ください。
ここでは、彼の曲で好きなものを列記します。

Going Out Of My Head(1996年)


1stアルバム「Better Living Through Chemistry」(1996年)に収録。このCDを福岡のCDショップで購入したのが Fatboy Slim にハマったきっかけでした。まさにハピネスを形にしたサウンド。当時、このCDにPOPをつけて陳列してくれた店員さんに感謝するばかりです。

サンプリング元ネタは、イヴォンヌ・エリマン「I Can’t Explain」です。



The Mighty Dub Kats – Magic Carpet Ride (Fatboy Slim Latin Ska Acid Breakbeat Mix)(1997年)


「The Mighty Dub Kats」はノーマン・クックが主にアシッドハウスな曲をリリースする時の変名で、この曲はコンピレーションアルバム「Fatboy Slim’s Greatest Remixes」(2000年)に収録されています。ラテンなスカ・フレーズがたまらない一曲。
ノーマン・クックのラテンへの傾倒の姿勢は、後にブラジルをテーマとしたコンピレーションアルバム「Fala Ai」(2006年)、「Bem Brasi」(2014年)をリリースするように、ずっと一貫しています。
私個人はノーマン・クックのラテン・テイストな曲はそこまで好まないのですが、この「Magic Carpet Ride」は大好きです。

サンプリング元ネタは、Chakachas「Yo Soy Cubano」です。



Praise You(1998年)


大ヒットした2ndアルバム「You’ve Come A Long Way, Baby」(1998年)に収録。何度聴いても泣けてきます。楽しく、優しく、暖かい曲です。MVはヒドいけど。

サンプリング元ネタは、カミーユ・ヤーブロウ「Take Yo’ Praise」です。



Weapon Of Choice(2000年)


アシッド・ハウスへの回帰色が少々強めな3rdアルバム「Halfway Between The Gutter And The Stars」(2000年)に収録。MVでのクリストファー・ウォーケンのダンスも最高です。

サンプリング元ネタは、Sly & The Family Stone「Into My Own Thing」です。

あと少し話がずれますが、同アルバム日本盤に収録されている、元Underworld所属のダレン・エマーソンがリミックスを手かげた「Sunset (Bird Of Prey) (Darren Emerson Mix)」が凄まじくカッコいいです。





Wonderful Night(2004年)


ポップスとブレイクビーツの融合を史上最高の形に昇華せしめた名盤4thアルバム「Palookaville」(2004年)に収録。このアルバムに収録されている曲は好きなのばっかりです。



Cornershop – Brimful Of Asha (Norman Cook Mix)(1998年)


イギリスのロックバンドCornershopの「Brimful Of Asha」のリミックス曲です。元々ポップで雑食性の高いCornershopの曲調に、ノーマン・クックのブレイクビーツが見事にマッチしています。
Cornershopのシングル「Brimful Of Asha」(1998年)や、Fatboy Slimのベストアルバム「The Greatest Hits – Why Try Harder」(2006年)に収録。



The BPA – Toe Jam(2009年)


ノーマン・クックが1970年代以降、様々なミュージシャンとコラボレートしてきてお蔵入りになった曲をリリースしたという設定のThe BPA 名義のアルバム「I Think We’re Gonna Need A Bigger Boat」(2009年)に収録。
このアルバム全体が素晴らしいのですが、なかでもこの曲はヒットしただけあって、絶妙なゆるさ加減で良い曲です。
あと、MVのノーマン・クックには突っ込んだら負けですよね、たぶん。(R18です)



Fatboy Slim and David Byrne – Eleven Days (feat. Cyndi Lauper)(2010年)

あのワールド・ミュージックの御大デヴィッド・バーンとのコラボレーションアルバム「Here Lies Love」(2010年)に収録。デヴィッド・バーンとは、Cornershop 繋がりでしょうか?
「Eleven Days」は、アルバム収録曲の中でも、もっともエレクトロでポップな感じの曲です。シンディ・ローパーが歌ってます。



Fatboy Slim & Riva Starr Ft. Beardyman – Eat, Sleep, Rave, Repeat(2013年)


モロにアシッド・ハウスな曲です。曲自体への個人的な感想としては「この曲調だと The Mighty Dub Kats 名義でリリースじゃないの?」ぐらいな程度ですが、何よりMVがカッコいいです! 映像の勝利。

以上、ノーマン・クックで好きな曲を挙げました。

最近のノーマン・クックはアシッド・ハウスとラテン・ミュージックへ強く傾倒しており、これは私個人の好みからは少々外れますが、彼が掲げる「Smile High」という言葉には、とても共感しています。「とりあえず笑っとけ」。世知辛い世の中ではなかなか実行できないものの、できるだけそれを目指せたら良いものですね。

あーそうそう最近、生まれて初めての円形脱毛症になったのさぁ。相変わらず年収も上がらないしねぇ……
SMILE HIGH !!!!

【2026年7月2日追記】

現在のノーマン・クックは「音楽を作ることへの情熱を失ってしまった」そうです。(amass記事「ファットボーイ・スリム「音楽を作ることへの情熱を失ってしまった」 スタジオ・アルバムを20年間リリースしていない理由を語る」より)。とても残念ですが、彼の作ってきた曲は、いまだに輝き続けています。事あるごとに思い出して聴き続けることでしょう。

ちなみに円形脱毛症は、おかげさまで治りました。



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