メイシー・グレイの唯一無二の歌声にまったく抗えない

好きな女性ボーカリストについて思いを馳せると、真っ先に挙がるのがメイシー・グレイです。彼女の独特な歌声には、どうあっても抗えないのです。miwaのような可愛い歌声や、ケイティ・ペリーのような力強い歌声も好きなのですが、メイシー・グレイのおばちゃんボイスがたまらなく心に響きます。今回はその彼女について語ります。また、この記事を書くにあたって 日本版 Wikipedia でメイシー・グレイのページが無いことを知りましたので、簡単に説明も交えます。


メイシー・グレイ(Macy Gray)は1970年生まれのアメリカのR&Bシンガーで、しゃがれたようなハスキー・ボイスが特徴です。
若い頃はその声にコンプレックスがあったらしいのですが、学生時代に友人に楽曲を提供していてそのレコーディング時に立ち会った際に、担当のボーカリストが来られなくなったので代わりに歌わされたのが、彼女の声の魅力が認められるきっかけになったのだそう。
とは言え、最初に作ったアルバムはレーベルからお蔵入りにされたりして、30歳を越えるまでなかなかヒットに恵まれなかった苦労人でもあります。

そんな彼女ですが、1999年にやっとリリースした1stアルバム「On How Life Is」は本国アメリカを含め、世界中で大ヒットしました。まずは、そのアルバム収録の大名曲「I try」をご紹介します。


決して広くはない声域なのですが、それがまた魅力の1つになっていると感じます。

1stアルバムはプロデューサーの意向もあって全体的なポップ・ロック寄りな曲調でしたが、2ndアルバム「The Id」(読みは「ジ・イド」)(2001年)ではR&B寄りとなり、その収録曲の「Sexual Revolution」は、キャッチーなゴスペル・コーラスときわどい歌詞でヒットしました。

しかし3rdアルバム「The Trouble with Being Myself」(2003年)ではポップ路線へ戻り、収録曲「When I See You」がスマッシュ・ヒットを記録します。この曲は私もとても大好きです。


4thアルバム「Big」(2007年)、5thアルバム「The Sellout」(2010年)は、順当にR&B路線へ移行します。「Big」収録の「Finally Made Me Happy」では大物ナタリー・コールとも共演しました。曲中ではナタリー・コールの圧倒的な存在感にちょい押されてますが、それでもしっとりと歌い上げるメイシー・グレイも良いな、と思わせてくれます。



2012年には、様々なミュージシャンの曲のカバーしたアルバム「Covered」をリリース。
Eurythmics、My Chemical Romance、Metallica と非常に幅広い選曲でしたが、中でも私は個人的にオリジナルに思い入れのある Radiohead の「Creep」が好きです。ただアレンジ面で、オリジナルの最大の特徴でもある、あのサビ直前からのノイジーなギター・フレーズがうまく再現されていないのが、ちょっと残念。


同じく2012年リリースの5thアルバム「Talking Book」以降、オールド・スタイルなR&B路線を掘り進め、6thアルバム「The Way」(2014年)へと続きます。
R&Bが彼女のメイン・フィールドなのでしょうが、私はポップでダンサブルなメイシー・グレイが好みです。例えば「The Way」収録の「Hands」のような。


メイシー・グレイよりも上手な歌手は世にたくさんいますが、彼女の声と歌い方はその個性において群を抜いていると思います。だから私はこんなにも彼女の声に惹かれるのでしょう。
いや、ちょっと待ってください。「個性が群を抜いている」と言えば、例えばビョークとか、他にもいくらでもいるぞ。その中でもメイシー・グレイが特に好きってことは、つまり私が単に熟女好きであるから? おっと、これ以上掘り下げるとあまり知りたくない自分の暗部に直面しそうな気がするので、今回のところはここで留めておくことにします。
危なかったわー。ぎりぎりセーフでしたよ。


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3個のコメント

  1. 匿名

    ラジオでかこのメイシーグレイさんの歌、聞いて、早速検索しました。みつけさせてもらえて、幸せです。

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  2. 狂果

    ウォークディスウェイも、彼女の手にかかれば、こんなにも違うイメージになってしまう!スティーブンタイラーも、腰抜かしただろな?!

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  3. 匿名

    初めて聴いたとき、『二人で息合わせて歌ってるのか』と思った。声、複音じゃない?

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