2015年5月3日に自作曲「JusticeSide Alternative 3」ができあがりました。派手めなブラス音で一気に突っ走るドラムンベース曲です。
「JusticeSide(ジャスティスサイド)」という名称は、元々1996年ぐらいに作ったドラムンベース曲につけたタイトルでした。その曲のコンセプトは「勇ましいフレーズのブラス音を使った正義の味方ソング」で、曲名を考える際、直訳的に「Justice Side」とメモ帳に殴り書きしたものが我ながら大のお気に入りとなりました。字面といい、英訳のレベルの低さといい、漂う中二病感といい、色々な意味でとても素敵に感じたのです。
あまりに気に入ったので、2002年からネットで自作曲を公開する時には「JusticeSide」を自分の名義にしました(後に今の「BarkTunes」に変えました)。そして2002年に「JusticeSide Returns」という曲も作り、今回、その3作目を作ったという次第です。
ちなみに過去2作については公開を終了しています。しかしここで言及しておいて肝心の曲そのものを隠すのは、このページをご覧いただいている方へのおもてなしの態度としては良くないでしょうから、下にその曲ファイルへのリンクを記します。とは言え、すごくこっぱずかしいので、このページだけでしかそれら過去2作へのリンクは表記いたしません。
今回できた曲のタイトルを付けるにあたり、過去「JusticeSide」シリーズ2作の公開は終了していたので、そのまま「JusticeSide」としても問題なかったのですが、せっかくだからナンバリングしようと思い立ちました。そこで「3」に関連するものに思いを巡らせたところ、真っ先に頭に浮かんだのが「Alternative 3」でした。
「Alternative 3」とは、1977年にイギリスで放送された擬似ドキュメンタリードラマのタイトルです。日本では「第3の選択」という名で知られており、DVDもリリースされています。
その内容は「地球が深刻な環境汚染で生存に適さなくなった時のために極秘プロジェクトが米ソで進められていた事実が発覚した。その第1案は大気中の環境負荷物質を核爆弾の力で大気圏外に吹き飛ばすこと、第2案は地下都市を建設することだったが、これらは見送られた。そして第3の選択として、選ばれた人間だけが火星に移住することとなった。実は火星は人間が生存できる環境であり、既に生物も見つかっているのだ!」という、もう超絶浪漫飛行な代物で、そんな素晴らしい名作にあやかりたくて名前を拝借することにしました。曲のイメージ画像の背景が火星の写真になっているのも同じ理由です。
ついでに、今のところすぐには「JusticeSide」シリーズ4作目を作る予定はありませんが、もし作るならば「4」にまつわる名前をどうしようかとぼんやり考えていたところ、「The 4th Kind(フォース・カインド)」なんかが良いなと思いました。これは宇宙人ネタの映画のタイトルです。しかし、その映画の内容があまりにアレなので、やっぱり他のにしようと思います。名前は良いんだけどねえ、内容がアレじゃですねえ、いくらミラ・ジョヴォヴィッチ主演だと言ってもですねえ……。
なお正確を期すために付記すると、そもそも「4th kind」とはその映画固有のものではなく、オカルト用語のひとつです。詳しくはWikipediaの「接近遭遇」のページをご覧ください。いやあ、宇宙人が侵略してきたら怖いですよね。木製バットで応戦しないといけません。「Indian Love Call」を聴かせてもいいかも。
私が曲名を考える時はいつもこんな感じに、雑多に考えを寄り道させてしまいます。
ネット上で音楽活動をされている方々が情感のある曲名を付けておられる様と比べると、あまりに程度の低い名前の付け方ですが、自分ではこれでいいんじゃないかな、と思っています。……決してセンスやトータル・プロデュース能力の無さについて諦めがついたからとかじゃないよ!