※この記事は、音楽活動をしている方向けに書いています。
皆さん、日々の音楽活動はご近所迷惑にならずにできていますか?
私は、9月4日に「Roger That, Elbucky」という曲を公開しましたが、これのリマスター版を9月28日に公開しなおしました。👇がそのリマスター版です。(これの作曲小話は、こちらのブログ記事に書いています。)
実はこれは、私が騒音でご近所に迷惑をかけてしまったことの顛末によるものです。
以下にその顛末の内容を記します。
私は賃貸マンションに住んでいます。鉄筋コンクリート造で、ご近所トラブルも無く、なんとここ数年間1回もゴキブリが出たことが無いお気に入りのマイルームでDTM音楽活動をしています。
👇がその制作環境の写真です。

- DAW(音楽制作ソフト): Cubase
- オーディオインタフェース: Roland QUAD-CAPTURE
- MIDIキーボード: novation Launchkey 49 MK4
作曲する時はヘッドフォン(v-moda M-100 PRO)で音を聴いています。作曲時に限らず、全ての音はヘッドフォンで聴く生活ですので、これはぜんぜん苦ではありませんが、曲を仕上げる時のミキシングやマスタリングは、ヘッドフォンだけで行うのが苦手です。
私の場合、ヘッドフォンでは音が実際より良く聴こえてしまいがちなので、客観的にうまく音を追い込めないのです。だから作曲終盤では、短時間だけ外部スピーカーで音を出して追い込み作業を行います。
これについては、ずいぶん前に隣の部屋の方に「1か月に1~2回、昼間に30分ほど大きな音を出して良いですか?」とお尋ねして了承をいただいていました。
事前了承を得ているとは言え、騒音には変わりないので、最終調整時は最大の集中力を出してなるべく短時間で作業するようにしてきました。
しかし今年8月下旬のある日、マンション管理会社から電話がありました。曰く「ある休日の昼過ぎに騒音を出していて迷惑との苦情が来ている」とのこと。確かにその日は30分強ほどスピーカーから音を出していました。どうやら、隣にはいつの間にか別の方が入居されていて、その方からの苦情のようでした。
明らかに悪いのは私ですので、平身低頭して謝罪しました。
強い罪悪感を覚えながらも、一方で困り果てました。「もう、外部スピーカーで音を出して調整作業ができない」と。そこで、どうやって外部スピーカーを使わずに曲の調整をするか、色々と調べました。
そして、ゼンハイザーのモニターヘッドフォン「HD 490 PRO」と専用の音響モニタリングプラグイン「dearVR MIX-SE」の導入との結論に至りました。これを使えばヘッドフォンでも外部スピーカーで音を聴いているような音響空間をシミュレートできるというものです。
実は過去に、同じような音響モニタリングプラグインをいくつか試して失敗してきた苦い経験があるのですが、上記の組み合わせがネット上で評判が良かったことから、決してお安いものではありませんが思い切って導入をし、これで前述の「Roger That, Elbucky」を完成させました。
そのバージョンが👇です。
しかし、この出来映えには少しモヤモヤが残っていました。特に自家用車のスピーカーから聴いた時に音の明瞭さに欠けるなと実感していました。これはHD 490 PROとdearVR MIX-SEがうまく使いこなせていないことによるものです。
「できるかぎり最高のモニタリング環境を用意したんだ。これ以上どうしろってんだ。それにこれからヘッドフォンモニタリングの技術も身についてくるさ」という諦めにも近い言葉を自分に投げかけて、モヤモヤを抑え込もうとしましたが、日に日にそれは大きくなるばかりでした。
そしてとうとう我慢できず、「ちゃんと外部スピーカーで音を聴く方法を探したい!」とバーンと弾けるような衝動に駆られました。
課題は大きく分けて「音を出せる音楽スタジオなどを探す」、「自宅の外でミキシング・マスタリング作業できる環境を構築する」の2つです。
音楽スタジオについては、下見をして回って良いところに巡り合えました。
しかし外で作業する機材については、もうお金でしか解決できません。今後1年間の昼飯と夕食のグレードを下げてもぜんぜん賄えないほどの手痛い出費が必要となりましたが、下唇を噛み締めながら以下の機材を導入しました。
- ラップトップPC:GALLERIA NDR9L-IG-C4
- オーディオインターフェイス:MOTU M2
- スピーカー:ADAM AUDIO D3V
そうして導入した作業環境と音楽スタジオでの作業風景が👇の写真です。これで「Roger That, Elbucky」のリマスターを行い、中音域の明瞭さを上げました。

まだまだ技術的課題が山積していて、決して自宅と同じ作業環境を音楽スタジオに持ち込めてはいない状況ではあります。だから「Roger That, Elbucky」リマスター版も決して100点ではありません。しかし、やらないよりはやった方が良かったなと思っています。
あと、ずいぶん昔に友達とバンドを組んでいた時に音楽スタジオを使っていたことを思い出して、スタジオ作業は楽しめました。でも、スタジオが空いていない時は、ずっと曲を完成させられないことになってしまうな、とも悩んでいます。
とは言え思えば、私のようなDTMerはまだ恵まれています。作曲のある程度の部分はヘッドフォンで十分できるのですから。
しかしアコースティック系の楽器を弾く人やボーカリストさんたちの中には、防音環境が無いと自宅で音を出しての練習すら満足にできないでしょう。そのような人は、様々な苦労と工夫をして音楽活動をされているのでしょう。
皆さん、どんな工夫をされているのでしょうか?
私も遅まきながら、自宅とスタジオでの2本立て作曲術を身につけていこうと思います。
このページを書いている者は、テクノなどの曲を作っています
私は、テクノやブレイクビーツなどを主体としたダンスミュージックを作曲してこのサイトの「楽曲リスト」ページ、YouTube、↓のSoundCloudで公開しています。ぜひ、聴いてください。
