ポップ・パンクの大御所 MxPx

今回はアメリカのポップ・パンク・バンド MxPx(エムエックスピーエックス) について語ります。

MxPxで有名な曲と言えば、2008年に日産エクストレイルのCMで使われた「The Broken Bones」でしょう。私はこんな風に「ウォー、ウォー」歌う曲が大好きです。



私がMxPxを知ったのは、2000年のアルバム「The Ever Passing Moment」辺りからです。このアルバムに収録されていた「Foolish」「Educated Guess」といった、非常に間口の広いポップさを持ちながら、聞き応えのある展開の曲がとても好きになりました。
しかし、このCDジャケットのデザインは時代を感じさせますね。2000年当時に1980年代の雰囲気を狙ったのでしょうが、更に15年経った今見ると一層レトロに感じます。


MxPxを決定的に大好きになったのは、2005年のアルバム「Panic」に収録されていた「Heard that Sound」聴いてからです。




特に後半の曲展開は鳥肌もので、友人にも「この曲、スゴイよね!」と興奮しながら聴かせたのを覚えています。まさにアンセムです
同アルバムには他にも「Young and Depressed」「Waiting for the World to End」、そして泣き曲「This Weekend」といった良曲が収録されています。


続く2006年のアルバム「Let’s Rock」も安定して聴かせる佳作で、時代を反映してか申し訳程度にエレクトロニック・サウンドが導入されています。このアルバムでは特に「1 and 3」はライブ映えしそうな終盤のコーラス・ワークはMxPxらしい美しさとなっています。




日本人として特筆したいのは、2009年のカバー集「On the Cover II」収録の、THE BLUE HEARTS の名曲「リンダリンダ」のカバーです。MxPx らしいアレンジに変更しながら一番のキモの部分は日本語で歌うという彼らの姿勢は、オリジナルへの深い敬愛を表わしていて、素晴らしいカバーに仕上がっています。




さて、数あるポップ・パンク・バンドの中でも MxPx を一番最初にこのブログで取り上げた理由は、前述した曲構成の巧みさゆえです。分かりやすくも深みがあるそれは、一聴してすぐに好きになれて、何度聞いても飽きの来ない大変お得なスタイルです。それはポップ・パンク界隈において決して若くはない彼らの力量が成せるワザなのでしょう。

それでは最後に、2012年のアルバム「Plans Within Plans」収録のアメリカン・カントリーの要素を取り入れた名曲「Stay on Your Feet」をご紹介します。「お前にはこれからも紆余曲折があるだろう。後戻りもするだろう。間違いも犯すだろうが、そのうち学び取れる」、「事が起きたら起きた時、だが敗退はするな」(意訳)という歌詞は、彼らだからこそ説得力を持ち得るのだと思います。


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